ソラマメブログ

2007年11月23日

ものづくり。

鍋が完成しました。
最初に鍋が欲しいと言ってくれた人、鍋の仕組みに意見をくれた人、テスト版で色々と試してくれた人。
作ったのは私自身で、フリーのテクスチャーを一部使用している以外はすべて自作です。
しかし、一人だけで考え作業をし、そして完成させていたとすれば「こう」はならなかったでしょう。

 ものづくり。

場合にもよるでしょうが、こと商品として売り出そうというモノについては、それが社会性と無縁でいれるとは思えません。
芸術的な作品の表現においてさえ、自己と社会の関わりにおいて表現すべきメッセージなどが託され、あるいは社会に対する自己認識が反映されるはず。
その意味でも、たった一人で作り満足するという閉鎖的な創作活動には限界があると思いますし、モノを作る姿勢としては疑問に思うこともあります。

でまぁ、社会との接点においてSLの日本や海外全体をいきなり思い浮かべるだけでなく、自分の身の回りで接点を持ってくれる人たちがいるわけですよ。
人との関わりの中でモノがつくられてゆくこと、その延長上にインワールドでの社会性が存在するのではないだろうか?ということを思うわけです。
もちろんこれは、人の言うなりにモノをつくるとか、つくった責任を転嫁するという意味では使いたくないですけどもね。(苦笑)

つまり、私にとって鍋やそれ以前の商品もそうですが、基本的には「コミュニケーションの中でものづくりが行われた」という、そんな自己認識があります。
ここに、私が「SLの本質はコミュニケーションに集約される」(というか社会性そのものがコミュニケーションであるとすれば、これは当然/汗)と思う根本があります。
インワールドで少しモノを作る人ならすぐに気が付くことですが、実際のインワールドでの作業量は完成までの全体の中で決して多くはないですしね。一人で作ってそれだけで満足できるならば、SLは実は不要だという・・・。
あくまで私一人の考え方ですけどね。

で、だから何が言いたいのかというと。
周りで私の”ものづくり”に参加してくださった方々には感謝をと、いつもバタバタして意見だけ聞かせてもらっては別件で移動することも多い中、改めてお礼を書いておきたかったんですね。
皆さん、いつもありがとうございます。
そして、これからもボチボチとやっていくと思いますので、よろしく。



最初に鍋が欲しいと言ってくださったイナリンさん。
入院中ということでお見せできないのは残念ですが、お早い回復を祈らせてもらうとともに、ゆっくりと休養されて戻って来られることを願っています。
お大事に。


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