2008年04月16日
動線とプランニング。
世間的には専門家の端くれになるんで、ちょっと書き散らかしてみます。
SLは飛行することができるので動線計画に意味がない、ということはないはず。
人の動きを流れとして考えるのが動線の基本で、人が”動”く流れを”線”に見立てるから動線。
歩行と飛行では流れの速さも動きも異なるため、その意味では、RLの動線計画をそのまま持ち込んでも破綻する部分は出てくるでしょう。
しかし、意味がないとまで言ってしまうのは疑問です。
そもそも、なぜ人の動きに流れが出来るのか?
その流れとは何なのか?
それは、場所や空間の「機能や意味があるから」でしょう。
入口があって通路があり、通路から部屋へ入る。
入口・通路・部屋と、異なる機能や意味をもった場所や空間がつながっているわけですよね。
くつろぐ場所や買い物をする場所では、人は異なる機能を求めます。
複数の機能を集約することも可能ですが、基本的には主要な機能や意味ごとに異なるスペースを用意して整理する。
それが建物などを計画することの基本になってくるはずです。
ゾーニングやグルーピングなどとも呼ばれる設計作業の基礎になりますが、機能や意味ごとに異なるスペースが生まれるというところが肝心なのでしょう。
異なるということは、それを「つなぐ」ことが必要になるわけで。
部屋は部屋だけでも成立しますが、通路だけの場所を通路とは呼ばないし、入口だけが一つ在っても入口の意味を成しません。
異なるものをつなぐことで、意味が整理されて全体の形と機能が見えてくる。
そして、つなぐことが、つまりは人の動きになるのだろうと考えます。
歩こうが飛ぼうが、入口と通路と部屋をつなぐ作業は生まれます。
プランニングと呼んでいいと思いますが、まず空間(部屋・建物)を作ってしまってから何に使おうと考えるのではなく、使い方や必要な物を先に整理してから有機的につないでいく。
そのつなぎ方によって、全体の使い方を決定することになります。
プランニングを経た建物などであれば、存在する空間には意味や機能が割り当てられることになり、無駄を排除した建物として完成させることが可能です。
むろん、一切の無駄を排除した建物は、完成度と引き換えに融通性を失ったり必要以上の緊張感を使用者に与える可能性も出てくるのですが、それはそれとして。(苦笑)
本題は動線の話ですよね。
上記のように、適切なプランニングやゾーニングの作業を踏まえた建物や敷地には、必ず意味をもったつながりが生まれているはずです。
そのつながりこそが動線なわけです。(つなぐだけではなく断絶も含めて)
歩行も飛行も関係なく「空間の使い方や意味からでも動線は機能するはずだ」と、そこをメモしておきたいと思いました。
SLだから動線が意味を持たないということはなく、むしろ機能や意味を有効に活用したいSLでこそ、プランニングは重要で動線もまた価値が高いのではないか?
そう思います。
前々から思っていたことを少し文章化してみました。
あんまり意味が分からなければすみません。
実際の建物で表現してからSSにするのが当然なのですが、理屈先行で申し訳ない。(苦笑)
SLは飛行することができるので動線計画に意味がない、ということはないはず。
人の動きを流れとして考えるのが動線の基本で、人が”動”く流れを”線”に見立てるから動線。
歩行と飛行では流れの速さも動きも異なるため、その意味では、RLの動線計画をそのまま持ち込んでも破綻する部分は出てくるでしょう。
しかし、意味がないとまで言ってしまうのは疑問です。
そもそも、なぜ人の動きに流れが出来るのか?
その流れとは何なのか?
それは、場所や空間の「機能や意味があるから」でしょう。
入口があって通路があり、通路から部屋へ入る。
入口・通路・部屋と、異なる機能や意味をもった場所や空間がつながっているわけですよね。
くつろぐ場所や買い物をする場所では、人は異なる機能を求めます。
複数の機能を集約することも可能ですが、基本的には主要な機能や意味ごとに異なるスペースを用意して整理する。
それが建物などを計画することの基本になってくるはずです。
ゾーニングやグルーピングなどとも呼ばれる設計作業の基礎になりますが、機能や意味ごとに異なるスペースが生まれるというところが肝心なのでしょう。
異なるということは、それを「つなぐ」ことが必要になるわけで。
部屋は部屋だけでも成立しますが、通路だけの場所を通路とは呼ばないし、入口だけが一つ在っても入口の意味を成しません。
異なるものをつなぐことで、意味が整理されて全体の形と機能が見えてくる。
そして、つなぐことが、つまりは人の動きになるのだろうと考えます。
歩こうが飛ぼうが、入口と通路と部屋をつなぐ作業は生まれます。
プランニングと呼んでいいと思いますが、まず空間(部屋・建物)を作ってしまってから何に使おうと考えるのではなく、使い方や必要な物を先に整理してから有機的につないでいく。
そのつなぎ方によって、全体の使い方を決定することになります。
プランニングを経た建物などであれば、存在する空間には意味や機能が割り当てられることになり、無駄を排除した建物として完成させることが可能です。
むろん、一切の無駄を排除した建物は、完成度と引き換えに融通性を失ったり必要以上の緊張感を使用者に与える可能性も出てくるのですが、それはそれとして。(苦笑)
本題は動線の話ですよね。
上記のように、適切なプランニングやゾーニングの作業を踏まえた建物や敷地には、必ず意味をもったつながりが生まれているはずです。
そのつながりこそが動線なわけです。(つなぐだけではなく断絶も含めて)
歩行も飛行も関係なく「空間の使い方や意味からでも動線は機能するはずだ」と、そこをメモしておきたいと思いました。
SLだから動線が意味を持たないということはなく、むしろ機能や意味を有効に活用したいSLでこそ、プランニングは重要で動線もまた価値が高いのではないか?
そう思います。
前々から思っていたことを少し文章化してみました。
あんまり意味が分からなければすみません。
実際の建物で表現してからSSにするのが当然なのですが、理屈先行で申し訳ない。(苦笑)
Posted by Zusi at 19:48│Comments(0)
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